アンチアンチエイジング
いつまでも若々しく美しく。
それはとてもとても難しく、努力が必要で、
だからこそ皆から称賛される。
もちろん私も綺麗なおねえさんは大好きだ。
しかし、60歳近くの人が「わぁ~40代に見えますぅ~☆」とか
なんかそういう歳の取り方に違和感を覚える。
(テレビの見せ方とかもあると思うが…)
「歳を取ったからこその美しさ」とか「円熟味」とか
そういうのを台無しにしてしまっているのではないか。
いや80だろうと90だろうと肌がきれいだったり
おしゃれな人はたくさんいるし
別にそれが悪いといいたいわけではない。
歳を取るということは、それまで生きてきたということだ。
ただただ若く見せるということは、
それまでの喜びや怒りや悲しみや
考えてきたこと、頑張ってきたこと、大切にしてきたことを
なかったことにしてしまうような気がするのである。
絵画の修繕をする人は、その絵画が経てきた時間を台無しにしないよう
使う色ひとつにすごく気を使うのだという。
ただ直せばいいというものではない、と。
「長い年月を経てきたからこその美しさ」だって大切にして欲しい。
綺麗にしっかり歳を取ってもらいたい。
個人的には笑い皺でしわくちゃになって死にたい。