ビビりあげろんの記録と実験

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やりたいことやったら世界が回らない論に反論

最近「やりたいことやろう!」「やりたくないことやめよう!」

という話をする人が多い。

心理学っぽいことしてる人に多いと思う。

それに対して

「みんながやりたいことやったら社会が回らない!」

「やりたいことだけやろうなんて虫がいい!」

という反論がある。

私はこの反論は間違っていると思っている。

その理由について考えてみた。

 

  1. やりたいことなんて人によって違う
  2. 外注するという方法がある

 

1.やりたいことなんて人によって違う

みんな当たり前のように言う。

「人それぞれだよね~」

「みんな違うよね~」

そう、ひとそれぞれなのだ。

スピーディにレジを打つのが楽しかったり

めんどくさい事務をばしばしやるのが楽しかったり

機械を触るのが好きだったり

農業が好きだったり

トイレ掃除に誇りを持っていたり

 本当に色々なのだ。

自分がやりたくない仕事は、他の人がやりたい仕事である可能性が非常に高い。

 

以前見たのは

「みんながやりたいことやったら、誰が魚を獲ったりするんですか?」という意見だ。

魚を獲るのが好きな漁師さんが獲るだろう。

もしかして漁師さんは、みんながみんな嫌々仕事してると思っているのだろうか。

 自分が魚を獲りたくないってだけなんじゃないか。

 

2.外注するという方法がある

「やりたいことだけやろうなんて虫がいい」

これについては、確かにそうだと思う。

仕事全般となったとき、苦手だろうが嫌いだろうが

やらないといけないことはある。

最終的なやりたいことをするために

やりたくないことをする必要はある。

頑張ってするのも1つの方法だが

いや外注すればよくない?とも思うのだ。

自営業の人が確定申告を税理士さんに頼んでたり

掃除が間に合わないから業者を頼んだり

名刺やホームページをデザインするのだって、それを仕事にしてる人がいる。

そんなサービスを受けるためのお金を一生懸命稼いだらいい。

 

ということで、やりたいことやっても社会は回ると思う。

「やりたいこと」って、なんかクリエイティブっぽかったり

アートみたいな感じだったり

特殊なことのように思いがちだが、決してそうではない。

私は裏方が好きだ。

オーケストラ部の演奏会で一番楽しかったのは「運搬」と「舞台転換」だ。

自分が演奏するのも楽しいのだが、舞台袖で聴く演奏はもっと良かった。

どちらか選べと言われたら、舞台上には立たない。

そっちの方が好きだからだ。

 

あれだ、「やりたくないことをやるのが好きな人」っているよね。

たぶん「やりたい」って思われてるんじゃ、ないすかね。