ビビりあげろんの記録と実験

考えたことをまとめたり、気になることを試したり

【水災記録】体力きっつぅ…

10日 午前

朝から土砂撤去。体が痛ってぇし力が入らない。

たぶんアドレナリンが爆発しててあんまり寝れてないのもある。

隣町(被害がひどかった所の反対側)の大学生が応援に来てくれている。

向こうは消防団がいるそうだ。

集落の一番上に行かないといけないので、移動で一番体力が削がれる。

昨日から晴れているので泥が乾いていると思いきや

上は乾いてるように見えても、下はどろっどろ。ぬかるみ祭である。

ふくらはぎくらいまでは普通に埋まってしまう。

じゃあ全部歩けないかと思うと、そうではなく歩ける所もある。

このぬかるみトラップを回避しながら作業しなければならない。

この土で米を作ったら、いい米が出来そうだな、とか思っている。

 

装備で素早さのみを追求した反動が来る。

足に擦り傷!1のダメージ

腕の日焼けがヒリヒリする!4のダメージ

ぬかるみにハマる!10のダメージ

坂道を上る!15のダメージ

土砂の撤去!50のダメージ

スペック的にもキツい。そんなに体力がある人間ではない。

長袖だと暑いから、うで抜きがあればなぁ。

あと友人がもんぺ履いてた。あれいいなぁ。

 

山肌は補強されているのだが、その上の砂防ダムの方から流れてきたそうだ。

その補強も半分崩れている。

花崗岩がむき出しになっており、触ると崩れる。素手で崩れる。

 余談だがこのあたり、基本的に花崗岩でできている。

石英、長石、雲母など色々な鉱物が集まったものなので、

カラフルで綺麗だけど崩れやすい。

崩れた結果、4年前に八木の災害でよく聞いた「真砂土」というやつになる。

水たまりを少しばちゃばちゃすると、雲母がきらきらする。

 

今日は道路に重機が入ってくれた。非常に心強い。

あのエンジン音を嬉しいと思う日が来るとは思わなかった。

取れなかった岩をどんどん運んでくれる。

その間に休憩した。山からの風と青空が気持ちいい。

ご近所から借りるのが、鋤やくわ、バールのようなもの、鶴嘴。

いよいよ開拓農民の気分である。

 

体力が限界なので帰った。みんなごめんやで。

でもあんま動けてないのに物資を無駄にするわけにいかない。