木造校舎の思い出
くっそどうでもいいことが書きたくなった。
高校の校舎が木造だった。
初めて見た時は旧校舎と思ったレベルである。
木造って自然と調和~とか、子供に優しい~とか
そんな意識高いイメージがありがちだが、そんなことはない。
意識高い木造校舎など平成になってからのものだ。
今は亡き(建て直された)、昭和生まれの木造校舎の記憶を綴っておく。
①床が抜ける
ある日、廊下に継ぎ当ての板が張ってあった。
友人に聞くと、床が抜けたのだという。
暴れていた訳ではない。普通に歩いていてこれだ。
落とし穴のような派手さもない。
ただ朽ちて割れるだけだ。
月一とまでは言わないが、ちょこちょこ補修がしてあった。
廊下を走る者などいない。
あれは贅沢な行為なのだ。
②充満する謎の匂い
月に一度、板の保護のため油を撒いていた。
その匂いが充満していた。
何に例えれば良いか分からない。テレピン油?かな?
時が経つにつれて馴れるが、なかなかきつかった。
あと油を撒いて2~3日は、へこんだ板に油が溜まり、滑りやすい。
ワックスのようにすぐ渇くものではない。
そこに飴玉を落としてしまったとしよう…
3秒ルールは適用されない。油まみれである。
ちなみに手についたら石鹸でもなかなか匂いがとれない。
グッバイ飴ちゃん、そしてごめんなさい。
③頻発するアレルギー
要はハウスダスト。
毎日掃除をしているにも関わらず
どこからか湧いてくる大量の埃。
いや、砂なら分かるんだけど、どこから来るの?
掃除道具も手入れしているというのに。
人によっては校舎に入るとくしゃみ・鼻水・鼻づまりになり
他の校舎の授業ではまったく症状がなくなるという
「校舎が原因」を体現している人もいた。
あれはしんどかっただろう。
というのを、テレビで久々にバンビーノを見て思い出した。
あのネタ、自分が高校生の時にやったら教室の床が壊れただろうなと。