「自分でこれ得意って言う人ほど、実際はそうでもない」という呪い
もちろん、自分で自分にかけている呪い。
Facebookにこんな投稿が上がってきた。
「私、話すの得意なんですぅ〜って言う奴ほど話がつまらん」
結構いいね!がついていて、「あーわかるわかる」と思う。
こういう場合、自分の話ばっかりして、相手の話も全部自分の話に持っていく人だ。
それもどうでもいい話ばっかり。
相手の表情見ろよ、キャッチボールになってねぇんだよ・・・
・・・
ふと思った。
自分で何が得意か分からないのって、この論理が原因じゃねーの?
もうちっと抽象的にすると
「自分で得意だと思っていることほど、周りからはそう見られていない」
ということになるのだが。
自己分析をして「私、これが得意!」と思う度にこの論理が出て来る。
「へーぇぇぇ?それ得意なんだ。ふーん。客観視できない奴。
みんなお前がそれ得意なんて思ってないよ。むしろお前迷惑だよ」
これを自分で思うのだ。
うん、得意なことなんて見つかるわけないわな。
全部自分で潰しているんだから。
せっかくの手札を自分で破ってどうする。ただでさえ少ないってーのに。
自己PRに使えるものがなくなってしまうではないか。
しかしこの論理も「確かに」とおもう部分はあるのだ。おしゃべりクソ野郎とか
さてどうするか。
本当に得意にしてしまえばいい。あるいは得意だという風に見せればいい。
私の脳みそで考えられる方法は3つある。
一つはデータ化、もう一つは細分化、比較対象を限定することだ。
①データ化:数字で表すこと
例えば「今までに〇個の商品を売ってきました!」とか「いくら売上を上げました」
などなど。
実際に経歴書には「オープン当初の売上からこれだけアップさせました!」って書いて提出したし、非常に分かりやすい。
やっぱ数字っていいよね。数字に追われるのは大嫌いだけど。
②細分化:パターンを分けて考えること
例えば冒頭のおしゃクソ話すのが得意な人の場合。
5W1Hを駆使して、具体的に得意な場面を設定すればいい。
話をする場面で考えるなら
プレゼンなのか、ディスカッションなのか、クレーム対応なのか?
講義のように準備して話すのか、交渉するのか、根回しなのか?
プレゼンが得意な人と、交渉が得意な人では違う。
クレーム対応の神が、お笑い番組のひな壇で光る訳ではない。
話し上手ではなく、話させるのが上手なのかもしれない。
するとざっくりとした「話し上手」ではなくて
「営業で具体例を使って話すのか得意」 とか「電話アポが電話〇件のうち〇件とれる」とか、本当に得意な部分が絞られる。
これもまあ自称っちゃ自称だが、ただ「話上手」とは違うので
改善点なども見つけやすいだろうと思われる。
③比較対象を限定する
例えば明石家さんまのしゃべりの上手さと自分のそれを比較していたらアホである。
(余談だが明石家さんまはすごい聞き上手。相手が話したことよく覚えてるなと思う)
じゃ何と比べるのかと言ったら自分と比べればいいじゃない!(マミさん風に)
過去の自分と比べたら成長率が分かるから「〇か月でこれぐらいできるようになった」と言えるし
得意・不得意という視点なら自分の他のパラメータと比較するほうが分かりやすいと思う。
こういう時に水見式が役に立つんだよなぁ。
パラメータを知るための自己分析ツールはいっぱいあるので、それも参考になるなぁ。
とりあえずこんな感じで考えてみたら、自分の「得意」が増えるかも。
そうしたら出来ることが増えるから、もう少し今より楽しくなるかも。