ビビりあげろんの記録と実験

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【水災記録】発災4か月 土砂災害ボランティアへのニーズ

一昨日で発災から4ヶ月でしたね。

今日は休みだったので、ボランティアに行ってきました。

避難所で必要な物資については「日々刻々と必要なものが変わっていく」とSNSで発信する人が多かったのですが

避難所じゃなくても、時間が経つと必要とされる部分は変わっていくようです。

 今まで行ってきたボランティアは全て土砂の撤去でした。

発災当初はもちろん、その後行った所も全て、です。

土を掻き出す!スコップは友達!考える前に動け!

家の中に入った土砂もどんどん出せぇぇぇ!!っていうテンションです。

家の中の物については、思い出の品などがあるので丁寧に扱わないといけないのですが

以前伺ったお家の方は「家は取り壊すから全部いらないよ」っていう方でした。

さすがにアルバムは丁重に取り扱いましたが。

(解体する場合でも、土砂が残っていると解体費用が跳ね上がるそうです)

だったのですが今回はリフォームが前提でした。

今日やったことは

使えそうな物品をお家の方に聞いて分類

・棚の中の荷物を全て出す(高い所にある)

陶器・ガラスなどの分別(分別して土嚢に詰めていく)

庭の剪定のお手伝い(土砂と木を土嚢に詰めていく)

・他のメンバーが壊した土壁の片付(土嚢に詰めていく)

などなど。

丁寧にせねばならんです。

「他のメンバーが壊した土壁」とありますが

土壁破壊部隊ははみ出た釘を打ち込んだり引っこ抜いたりもしないといけないし

必要な部分を残して土部分だけ落とさないといけなかったり

意外と神経使う仕事でした。

あと床は既にない状態でした。襖の木の部分に乗って動く必要があります。

一回転びました。落ちなかったから怪我はしなかったけど、恥ずかしい・・・

床下に入り込んだ土砂を撤去する作業もあるのですが、これは今回やりませんでした。

つくづく思いましたね。

建設関係の人はすごい!本当にすごい!

力仕事だけじゃなくて、めっちゃ細かい仕事もしてる。本当にすごい。

 

4ヶ月も経つとまぁ、テレビでは放送されませんよね。

北海道の地震も大阪の地震も台風も全然放送されませんが

「まだまだ人手が足りません」なんてものではなく

「え、全然まだじゃね?」ってくらいです。

発災当初のまま手つかずの家が何軒もありました。

以前福岡からボランティアにいらした方が

「朝倉もね、落ち着いたのは落ち着いたけど、まだ終わってないんだよ」

とおっしゃっていたことを思い出します。

時間がかかる、ちょっとずつ、人が足りないって本当なんだなと。

休みの度に全部行けるわけではないけれど、今後も行ける日には行きます。