国立科学博物館のすすめ
博物館でちょっと泣いてしまった。
JR上野駅のすぐ近く。歩いて5分くらいで着きました。
地獄の方向オンチの私が分かりやすい!と言うくらい分かりやすい位置にあります。
近くに他の美術館、上野動物園などがあります。
想像していた以上に近い場所があります。
たぶん上野だけで3日くらいは遊び倒せるのでは?
個人的には科学館≧博物館>美術館の順番で興味の優先度が高いので
(美術館が嫌いってわけじゃないですよ)
入った瞬間からフォォーーーーっ!ホァーーーアーーーー!
失礼しました。
国立科学博物館(略して「科博」)は「地球館」「日本館」からなります。
「地球館」は日本も含めて世界全体に関わるようなこと
「日本館」は日本の歴史に関わることが多かったです。
他の博物館との違いを感じたのは
触れる展示や、写真を撮っていい展示が多いこと!!
何かと触りたくなる小学生みたいな人間にとって、これは嬉しい!
それはそれは触りまくりました。満足☆
館内にボランティアガイドのシニアの方々が散らばっています。
結構バンバン話しかけてくるぞ!
日本館にあった、安政の大地震の風刺画の解説が面白かったです。
「鹿島大明神が地震の原因のナマズを懲らしめている」という絵なのですが
幕府の取り締まり対象になったそうで(写真撮り忘れた)
よく考えると「神様が地震を懲らしめる」という祈願の絵だと思うのですが
ボランティアさんから「これね、幕府批判でもあるんだよ~」と教えて頂きました。
歴史系統のコーナーにはガイドさんが多いですが、科学系だと減るのが残念。
個人的には、地球館地下三階の物理コーナーにいて欲しかった。
というのも単位のひとつ「モル」について
どこかのお父様が
「どれが重いかな〜って展示だよ〜」って言ってたけど、ちょっと違ぇ!
「実は同じ単位」ってのが抜けてる!と叫びたかったです…
日本館には「鹿踊り」の人形があって、「鹿踊りのはじまり」を思い出しました。
駆除した害獣の供養が始まりだったそうで。
こういう民族と文学と歴史と科学が脳内で絡み合うのすごい好き…
あと地球館の絶滅危惧種コーナー、あんまり広くはないけど凄かったです。
桜の木には10000を超える生物が住んでいるとか。
色々生き物についての展示があって、その出口近辺にあるんですよ。
作った人の熱量とか伝えたいこととか考えてたら泣けてきてしまった。
日曜だったので子供連れは多かったです。
「強制的に親に連れられて来た」子と「来たくて連れてきてもらった」子
とがいて、端から見ていると興味度が違うので分かりますね。
「連れてきてもらった子」はラジオの科学相談をするタイプの子。
親もタイプで分かれていて
「とりあえず全部回りたい人」:もったいないタイプ
「子供が興味がある所を見たい・見せたい人」:教育タイプ①
「何かしら興味を持ってもらいたいたくて連れて来た人」:教育タイプ②
「自分が楽しくて子供後回しな人」:初天神タイプ
で分かれてて面白かったです。展示かい!
好きなことが見つからない、という人には博物館はおすすめ。
選び放題だからです。
私の場合、宇宙関連全般(江戸時代含む)、本草学、加工した岩石(矢じりとか)
民俗風俗などに興味がありますが
恐竜や生き物はそんなに・・・という感じです。
人そのものより、人の営みや物質の働きを見ると面白いなと思います。