多様性考
多様性という言葉がある。
人それぞれ違いがあってそれを認めよう、という考え方だ。
生き物全体で見るなら「生物多様性」と言い、様々な生き物がいるから世界が成り立っている という考え方だ(ざっくり)
さて、この「多様性」を連呼する人がいる。
往々にして「自然をまもろう!」「動物に優しく!」とかなんとか、そういう「活動家」な人だ。
そういう人を見ていると、どうも自分の考え方と違う人については、攻撃するか無視するかのいずれかの対応しか取っていないように見える(当然そうじゃない人もいる)
多様性というのは「みんな違ってみんないい」ではない。
自分が許容できる範囲の「違い」を認めるものではない。
蛇蝎の如く嫌っている奴でも生きていていい、奴にも権利があるとする思考だ。
ハガレンでウィンリィが、両親の仇を助けた上で「理不尽を許した訳ではない」と発言するシーンがあるが
あれが私の考えに1番近い。
もっとも、私の意見に対して「そんなことない、みんな仲良くしようよ」と考えるのも自由である。
多様性だの相対的だのという、両極を∈考え方は、実践の場面では難しい。