ビビりあげろんの記録と実験

考えたことをまとめたり、気になることを試したり

居場所はそうそう簡単にはなくならないらしい

はい見ましたよ「この世界の片隅に」地上波初放送!

NHKだからCMなしィ!!ぶっ潰すとかマジ勘弁ですよEテレっ子としては(Eテレじゃなかったけど)

 

漫画との違いと、ちらっと映る「おっ」というシーンについて。

・冒頭、ちらっと盆灯籠が移ります。お墓参りのシーン。広島県南部のお盆の風物詩。

・じわじわと呉弁になるすずさん。イントネーションが微妙に違うのですよ。何がと言われても困るけど。

・右手を失うシーンの独白、あれ表現がすごい。

原作では綺麗に文章として並んでいたのが、セリフを重ねることで一気に思い出が蘇っているようで、心の中のぐちゃぐちゃ加減がよう分かります。

・8月6日の描写がすごい。

そこまでは「○月○日」戦況が悪化してからは時間までテロップに出てたのが「7月28日」→「その9日後」となっている。

日常の続きとしての8月6日なんですよ。

 

寝落ちしてた

 

1番グッと来たのが、右手を失ったすずに径子が「ここにおってもいい」と言ったこと。

誰かの居場所はそうそう簡単になくなりはしない、というセリフがある。

過ぎたこと、選ばんかった道、その時々で出会った人の欠片で私は出来ている。

それは逆に、その人々の中に私の欠片があるということにもなる。

 

という意味の歌詞なんですよ「みぎてのうた」。

(原作では「幸せの手紙」という右手の独白です)

失われた右手が、失われた人や物を描きだす描写。

空中で爆発した爆弾の煙を、絵の具を空に撒いたように描いていて、現実感のなさを感じたり。

たぶん何度も見るのだと思います。

12月に完全版?みたいなのがまた出るようなので、それはたぶん見に行きます。

カットされた原作のあれやこれが映像化されるのか!?