ブラックサンタと閻魔様
日本には陽の気全開のヘラヘラした(失敬)サンタしか来ないが、欧米ではそうではない。
悪い子には石炭やじゃがいも、豚の臓物をプレゼントするのだという、世にいうブラックサンタがいる。
(じゃがいもと豚のモツなら、新鮮であれば料理できるのでは?生姜を利かしたモツの醬油煮とか美味しそうでは?と思うが妄想は置いておこう)
さてこのブラックサンタ、原型は「クネヒト・ループレヒト」というドイツの伝承。
良い子にも悪い子にも一人でプレゼントを配る働き者。
キリスト教が入ってきてから(だと思う。勘)いいとこだけ聖ニコラウスに取られてしまった。
子供の泣き顔が好きなのかもしれないが。
余談だが、秋祭りの鬼の中の人をやっている友人曰く、子供の成長は泣き方で分かるのだそうである。
特に反応なし→怪訝な顔→泣き出す→集団でおちょくって全力で逃げる
だそうです。
まぁグッドコップバッドコップと言うし、両方必要なのだ。
どちらかだけではバランスを欠く。
褒めると叱る、優しいと怖い、どちらかだけではよろしくない。
これで思い出したのが「お地蔵さまと閻魔様」
日本では同一の存在とする考えがあるそうで。
つまり両輪。陰と陽、光と影。交互に必要。
世界の捉え方はどこかで繋がってて、共通の何かがあるのかも、と思う。