リアルタイムで終戦に立ち会った人々
75年前の日記を、現代の同世代の人が今風にしてリアルタイムツイートする企画。
何ヶ月か前からスタートし、8月6日を経て、今日は終戦のツイートでした。
ツイートしてる人物は3人。
32歳新聞記者の一郎さん
26歳主婦(第一子妊娠中)のやすこさん
13歳中学生のシュンくん
一郎さんは仕事柄観察力があり冷静で知識があり鋭い方。
「いつかのために」と記者魂で日記を残された方です。
これからは自由に記事が書ける、と言われており、この点に関しては新聞記者として嬉しいだろうと思われます。
少し明るさを感じました。
やすこさんは日常ツイートがメインだったので、すごく身近に感じられました。
赤ちゃん動いた!とか、桃おいしい〜とかそんな感じ。普通なんです。
敗戦に関しては「悔しくて悔しくて涙が出る」「今後どうなるか分からなくて恐ろしい」と。
今までが身近な分、時代背景や価値観の違いをまざまざと見せられました。
直接話を聞いたら、こんなこと言えないですよね。今の価値観と違いすぎて。
シュンくんはご本人(御年88歳)がこの企画に協力してくださったそうです。
軍国少年である彼は「無念」「でも陛下が我々を思って決めたことだから」と。
自律する精神力がすごいです。
この頃の10代は今と比べて大人だ、とよく聞きますが
今の10代は子供として扱われているので当然じゃないかな、と思います。
「将来戦うために学べ!」と大人としての振る舞いが求められるのと、子供は子供として扱われるのでは、そりゃ違うよねと思います。
どちらが正解ってわけでもないですが……
日記に残してくれたから知れたことがありました。
可能であれば、長崎版もやってくれないかと思います。