見方は変わっていく
ジブリのお父さん方って魅力的ですよね。
耳すまのお父さんが1番好きです。子供と真剣に向き合う人。
それはさておき。
魔女の宅急便は、年を取るにつれて登場人物への見方が変わる作品だと思います。
ざっくりですが、まんべんなく出てるんですよね。
旅立ったばかりのキキ
色々悩んだ経験を持つウルスラ
今から子育てするオソノさん
巣立つ子を見送るキキのお母さん
頑張る子を見守る依頼人のお婆さん
という感じで。
見る人の経験や想像力によって、それぞれの行動が補われていきます。
ニシンのパイが嫌いな彼女、お婆ちゃんが一生懸命作ってくれてるから嫌いと言えないまま食べ続けているのでは?とか
(嫌いだけど美味しかったですって答えるとか、とか似たようなことする時あります)
トンボあいつマジ陽の気が強すぎるとか(昔は明るいなぁくらいの気持ちでした)
ファンタジーだけど生活に寄り添ってる感じがあります。
日々の生活や仕事で悩んだり考えたりすることが描かれてて、みんながどこかで悩み苦しむ共通事項だからなのかな、と思います。