ビビりあげろんの記録と実験

考えたことをまとめたり、気になることを試したり

欲しかった本が来た!



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千種創一 著「砂丘律」 青磁

短歌の歌集です。

中東に滞在された経験などがあるそうで(というか今もかな?)。

中東の砂の色合いや埃っぽさ、文化や人とのやり取りなどが詠まれています。

日本での日々も詠まれているので

先方の乾燥した空気と、日本の湿っぽいような空気との対比も感じられます。

短歌なんてそこまで興味持ったことはなかったのですが、Twitterで流れてきてええなぁと思ったのですはい。

 

歌もいいのですが、個人的に装丁が素敵!



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これ、本の上の部分です。「天」と呼ぶそうなのですが

何これ手作りなの?と思わせる感じのガタガタ具合。

整ってないのがいいです。

揺れ動く感情や不安定な日々を歌っているので、内容にぴったり。

 

そして背表紙がこちら

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網かけになってる所は本当に網です。

そして見える綴じ紐。

紐で綴じてるんですかっ!!

さらに増す手作り感。

丁寧に大切にされて、ここまで来たんだなぁと思います。

 

電子書籍はかさばらなくて、すぐ買えてすごく便利で、すごく良いものです。助かってます。

でもやっぱり、手に紙の感触があった方が好き。

特に詩なんてそうだと思います。